ただのメモ帳

個人的なメモなので、誰の役にも何の役にも立ちません

積読

メイ・サートンの2冊

<東京店3階より>落合恵子のBook Club、今月の選書はメイ・サートンの『70歳の日記』。原書は1984年の刊行ですが、自然から文学、政治まで、現代にも生きるメッセージがつまった1冊。新装版『独り居の日記』とあわせてどうぞ! pic.twitter.com/ennf3sGEB…

ミルク殺人と憂鬱な夏 | フォルカー クルプフル(ハヤカワ・ミステリ文庫)

【好評発売中】不器用にして恐妻家、要領は悪いが愛すべき中年警部の獅子奮迅の活躍! ドイツで圧倒的な支持を受けた話題作。ミルク殺人と憂鬱な夏 ハヤカワ・オンライン https://t.co/dtrVPMyWBF pic.twitter.com/A2kYPT5aUE— hitoshi kawamura (@hitkawa) …

追われゆく坑夫たち | 上野英信(岩波新書)

若いころは見向きもしなかったノンフィクション。そのなかでも彼・上野英信の作品はなぜか心引かれました。故郷の福岡の時代に押され消えゆく炭坑を、客観的かつ哀感をこめて描くあたりは秀逸かと思います。彼の作品はノンフィクションのお手本だと思ってい…

あなたを選んでくれるもの | ミランダ・ジュライ(新潮社)

私たちは自分の人生の主役として物語を生きると同時に、全員が主役である世界で、誰もが脇役にすぎなくもあるのだ。 (書評)『あなたを選んでくれるもの』 ミランダ・ジュライ〈著〉:朝日新聞デジタル あなたを選んでくれるもの (新潮クレスト・ブックス)p…

日々の光 | ジェイ・ルービン(新潮社)

書き方のスタイルはオーソドックスだし、「母探し」というテーマも新しいものではないが、母と子に血のつながりがなく、しかも肌の色が異なるとなれば話はちがう。 戦前に北米に移住した野村という日系人一家、なかでも気丈さと愛情深さを併せ持った光子とい…

失われた夜の歴史 | ロジャー・イーカーチ(インターシフト)

邦訳が出た!『失われた夜の歴史』(インターシフト)。昔は夜、一度起きて、また寝る分割睡眠が普通だったとか、ぱらぱらと読んだだけの本が読みやすい日本語になってて嬉しい。 pic.twitter.com/yR7WvKSuzo— 古市憲寿 (@poe1985) 2015, 1月 26 失われた夜…

ベルリンに一人死す | ハンス・ファラダ(みすず書房)

【書評情報】H・ファラダ/赤根洋子訳『ベルリンに一人死す』 「ナチスの凶器を底支えしたドイツ小市民の卑劣な厭らしさを、この小説ほど生き生きと描いた例を、私は知らない(なんと、現今のわれらの日本人そっくりではないか!)」(1/14日経夕刊・野崎六…

独りでいるより優しくて | イーユン・リー (河出書房新社)

イーユン・リー『独りでいるより優しくて』発売。 ある毒物混入事件を核に、当時高校生の3人の若者が抱えつづけた深い孤独を描く。中国の歴史の闇を背景に、ミステリー要素も交えた傑作。篠森ゆりこ訳 http://t.co/DC0v1IKcRg pic.twitter.com/JFFPySa9mM— …

猟犬 | ヨルン・リーエル・ホルスト(早川書房)

最近の私は早川書房ばっかり追いかけてる。「ミステリはもう読むのをやめよう」と思ってから、二カ月。つい書店で見つけたノルウェーのミステリ、ヨルン・リーエル・ホルスト『猟犬』(早川書房)を読んでしまった。でも、これは珍しく当たりだった。— 高野…

みさおとふくまる

おばあちゃんとふくまるの写真は、この間このページで見つけて、ずっと眺めてしまった。 このふたり(ひとりと一匹?)の連帯感、親密感。 猫とおばあちゃんの見つめあう目と目。カワイイだけの動物写真とは一線を画す、しみじみとした味わいの写真集。みさ…

ルポ 差別と貧困の外国人労働者 | 安田浩一(光文社新書)

安田浩一『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社新書) 「日本の郊外の未来を先取りした一冊。中国人研修生と日系ブラジル人コミュニティについて。私はこれを読んで日本人であることに恥辱を感じた。必読」(谷口評) #ショッピングモール pic.twitter.…

リブロさん今夏のおすすめ本2014

【この夏に勧める3冊の本】中島岳志『アジア主義』(潮出版社)、加藤陽子『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(朝日出版社)日本の近代とそのボタンの掛け違いを、それぞれ違う側面から丁寧に描いた本。今日マチ子『いちご戦争』(河出書房新社)胸を刺…